4号機の使用済み燃料プール(保管容量1590体)には1535体の燃料が保管されていた。
(使用済:1331体、新燃料:204体、そのうち3体が「健全でない燃料」)
(変形した燃料1体、漏えいが確認された燃料2体)
燃料取り出しまでの経過
①原子炉建屋最上階のがれき撤去(2011年11月26日~2012年7月11日)
②燃料取り出し用カバー建設工事(2012年4月17日~2013年10月12日)
・地盤改良および基礎工事
・鉄骨建方設置
・外壁、屋根パネル設置
③プール内がれき撤去(2013年8月27日~2014年3月8日)
・原子炉ウエル内ガレキ撤去
・プール内大型ガレキ撤去
・ラック上部小型ガレキ撤去
④燃料取り出し
キャスクピット(輸送用容器格納場所)からの輸送プロセス
(1)使用済燃料プール内の燃料ラックに保管されている燃料を、燃料取扱機を用いて、水中で一体ずつ輸送容器(キャスク)へ移動。
(2)キャスクを、クレーンを用いて、使用済燃料プールから吊り上げ。
(3)オペレーティングフロア高さにある床上にて、キャスクの蓋締め、除染等実施。
(4)キャスクを、クレーンを用いて、地上まで吊り降ろし、トレーラーに搭載。
(5)キャスクを、トレーラーを用いて、共用プールまで移送。
事前調査(2012年7月19日)
プール内未使用燃料2体を取り出し 、共用プールへ移送。調査
本格作業(2013年11月18日~2014年12月22日)
共用プールへ移送(使用済み1331体、新燃料22体)
6号機プールへ移送(新燃料180体)
共用プール貯蔵状態
使用済み6702体、新燃料24体
2013年11月18日に行われた未使用燃料22体の取り出し作業
・午前11時45分 構内用輸送容器を容器仕立ピットから使用済燃料プールへ移動開始
・午後0時00分 構内用輸送容器が使用済燃料プール内に着水
・午後0時30分 構内用輸送容器が使用済燃料プールの底に着床
・午後3時18分 燃料集合体(未照射燃料)の吊り上げ作業を開始
・午後3時25分 1体目の燃料集合体(未照射燃料)を吊り上げ開始
・午後3時57分 1体目の燃料集合体(未照射燃料)を構内用輸送容器へ装てん