申入書     質問書

長尾さんに続き、みんなの力で勝ち取った喜友名正さんの労災認定 (10/10)

 喜友名さんの原発被曝労災問題は多くの課題を示しています。氷山の一角として表れた原発被曝労働者の訴えを支援する取り組みを継続すること、そのための緩やかなネットワークを各地に広げること、認定基準に白血病類縁疾患を追加させることなどの課題に取り組んでいきます。
 その一歩として、厚生労働省に9項目を申し入れ、11月17日に交渉を行いました。
 厚生労働省は、淀川労基署が「りん伺」しなかったことに関して、「申し訳なかった。りん伺すべきであったが徹底していなかた。今回の労災認定の件を伝えるなど、昨年の全国会議で労働局全国会議に続き徹底していきたい。(趣旨)」と答えました。白血病類縁疾患を認定対象に追加することに関しては「本年度内に35条検討会を開催する。」ことを改めて確認しました。11月25日の参議院労働委員会で福島みずほ議員の質疑に対して「本年度に開催したい」との政府答弁がありました。健康管理手帳の交付に関しては、相変わらず「線量限度を守っているので影響は少なく、手帳の発行は必要がない。(趣旨)」と繰り返しました。(参照:申入書、交渉報告
 12月1日、代理人と支援者が淀川労基署を訪れ、「りん伺せず不支給決定したことにより認定までに時間を要し、当事者に多大な心労と労力を負わせたことについて謝罪すべきではないか。」と申し入れました。これを受け、後日、淀川労基署は遺族に謝罪を行いました。

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