2010年2月8日 第1回中央行動 梅田さんの申し立て
1.申し入れ書の提出、梅田さんの申し立て
政府交渉には厚労省6名、文科省4名、内閣府1名が出席しました。服部良一衆議院議員の挨拶に続き、「原発被曝労働者・JCO臨界事故被害者の救済に向けた申し入れ書」を提出し、各事項の趣旨を説明しました。申し入れ書の賛同は、当日の時点で14団体と77個人でした。
続いて梅田さんが、原発の炉心の鉛板の補繕溶接の作業をしたこと、現場はしばしば入った途端にアラームメーターがなったこと、定期検査の期間中に仕事を終らせなくてはな
らず作業したこと、全面マスクは暑さとくもりで仕事にならず外さざるを得なかったこと、ホールボディーカウンターの計測で高い値が出たことなど、敦賀原発での状況を詳しく述
べました。
梅田さんは、主に被曝した敦賀原発の現場の再調査を要請しました。
フォトジャーナリストの樋口健二さんが「敦賀原発の労働現場写真」を示して、過酷な被曝労働の実態を補足説明し、「政府は労働者を大切にせよ」と力説
しました。また、広島の木原省治さんが心筋梗塞が原爆症認定対象となった経過を説明しました。
厚労省は、本人の申し立てがあった事、このような会が開かれたことを重く受け止めると表明し、「管理されない被曝」に関して、「申し立て」の検討を含めて調査を行うことを約束しました。
私達は、心筋梗塞が放射線起因性の疾病で、原爆症認定基準(新しい審査の方針、2008年3月)に列挙されている事について、厚労省に確認させました。
申し入れ書 質問書 政府回答
賛同を募っています。各地に運動の輪を広げてください
この取り組みは、「喜友名さんの労災認定を支援する会」の責任7団体(原水爆禁止国民会議、関西労働者安全センター、反原子力茨城共同行動、原発 はごめんだヒロシマ市民の会、双葉地方原発反対同盟、原子力資料情報室、ヒバク反対キャンペーン)が呼びかけています。「申し入れ書」への賛同を募っています。各地に取り組みの輪を広げてください。 賛同要請書 |