今年1 月30日、『福島原発と被曝労働―隠された労働現場、過去から未来への警告―』(著者:石丸小四郎、建部暹、寺西清、村田三郎)と題した本を出版しました。
原発被曝労働者長尾さんと喜友名さんの労災の取り組みをはじめ、1980 年からの双葉地方原発反対同盟を中心とした被曝労働者の実態調査を含めて、労働者被曝の実態をまとめたものです。
本書出版の目的は3つあります。
①福島事故被災者が、怒りや不安や悲しみを乗り越えて脱原発の闘いに進んでいく姿を理解し、彼らとともに闘うこと。
②これまで闇に葬り去られてきた原発労働者の労働、生活、健康の実態を明らかにして、彼らの被害に対する補償要求の実現のために役立つこと。
③放射線被曝の危険性についての過小評価を批判し、緊急時、収束作業にあたる労働者をはじめこれまでのすべての被曝労働者への健康管理手帳の交付と彼らの被害の補償のために今後も取り組んでいくこと。
そこで今回は、被曝労働について、多発性骨髄腫と被曝労働との因果関係を疫学的に証明し、長尾労災の勝利に大きな役割を果たしたスティーブ・ウイング博士をお招きして、アメリカの核施設での悪性腫瘍の発生と被曝労働について話していただくことになりました。
同時に長尾労災、喜友名労災の闘いに取り組んできた方々のお話を聞くなかで、日本の被曝労働者の救済のための課題を整理し、今後の取り組みを進めていきたいと考えています。
『福島原発と被曝労働』出版記念講演と討論会 被曝労働者の救済のために
日時:2013年4月27日(土曜日)午後1 時30分~4 時30分
場所:毎日インテシオ(大阪梅田)常翔学園大阪センター 301教室
大阪市北区梅田3-4-5 TEL : 06-6346-6367
プログラム
1.主催者あいさつ
2.特別講演
米国核施設労働者の被曝と悪性腫瘍の疫学調査について
スティーブ・ウイング博士(ノースカロライナ大学公衆衛生学院疫学科 準教授)
3.討論と意見交換(著者らを囲んで)
日本の被曝労働者の救済に向けて
主催:ヒバク反対キャンペーン
共催:チェルノブイリ・ヒバクシャ救援関西
連絡先:寺西清 TEL & FAX:078-792-8078