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チェルノブイリ事故21年・関西電力への申入書

 チェルノブイリ事故は原発事故のすさまじさを示しました。日本の原発もその危険性を秘めています。
 私たちは2004年8月10日、美浜3号炉事故を起こした貴社に「関西電力は既に、1991年の美浜2号機事故で、関西一円の市民を破滅的な事態のふちに立たせてきました。危険を無視して運転を強行し、最悪の事故を引き起こした関西電力は、もうこれ以上原発を続ける事は許されないと考えます。破滅的な事故が起きてしまってからでは取り返しがつきません。関西電力は原発から手を引くべきです。」と申し入れました。
原子力発電は1日停止すると1億円の損失といわれ、事故隠しや定期検査の短縮・定期検査間隔の延長などによって、原発事故の危険性を高めています。
美浜3号炉事故の運転再開の際、「品質保証システム」は機能しているのでもう事故は起こさないと説明されました。しかしその後の短い間にも、他の電力会社ともども、驚くべき事実がぞろぞろと出てきています。電力会社や国の言う「安全」は全く信用できません。
 原発は事故以外にも、再処理工場の運転、放射性廃棄物の処分を通じてヒバクをもたらします。ウラン採掘によるヒバク、原発被曝労働者のヒバクが避けられません。私たちは、日々新たなヒバクシャを生み出し続ける原発の運転に反対です。
チェルノブイリ事故21年の今日、改めて、「関西電力は原発から手を引くべきです。」と申し入れます。

2007年4月26日
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関西電力への抗議・申入書

                   抗議・申入書


               関西電力社長 藤 洋作 様

 2名の尊い命を奪い、多数の住民・労働者をヒバクさせた東海村JCO臨界事故から間もなく5年を迎えようとする8月9日、貴社美浜原発3号機で配管破断により作業員4人が死亡するという、日本の原発史上最大の事故が起きました。

 関西電力は、1976年の運転開始から30年間破断個所を点検せず、最近では類似の事例から危険性を知りつつ美浜原発3号機の運転を強行していた伝えられています。まさに起きるべくして起きた事故であるといえます。60年とも言われる寿命延長などとんでもないことです。

 関西電力は既に、1991年の美浜2号機事故で、関西一円の市民を破滅的な事態のふちに立たせてきました。危険を無視して運転を強行し、最悪の事故を引き起こした関西電力は、もうこれ以上原発を続ける事は許されないと考えます。破滅的な事故が起きてしまってからでは取り返しがつきません。関西電力は原発から手を引くべきです。

           私たちは今回の事故に対して抗議し、以下のことを申し入れます。


                 申し入れ事項


     一. 4名の命を奪った関西電力に強く抗議する。
     一. 関西電力は全ての原発を停止せよ。
     一. 関西電力は今回の事故の原因と責任を明らかにしたうえで、
         原発から手を引くこと。

ヒバク反対キャンペーン                2004年8月10日

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