東京(新宿)の大気放射線量観測記録
福島原発事故で放出された放射能が都心に飛来した。
@空間線量率の上昇が2011年3月15日4時頃に始まり、3月16日12時ごろに治まった。
・上昇の最大値は自然放射線の約24倍に達した。
A空間線量率の増加があとに残された
・残された空間線量率の増加は16日12時頃で約0.026μGy/hであった。
・増加分は19日3時ごろにほぼ半分に減衰している。
・降下物には半減期の短いTe132やヨウ素133などが大きな割合で含まれていたと考えられる。
B3月15日から大気浮遊塵中に放射性ヨウ素、放射性セシウムが検出されている。
・上記の@、Aとあわせて、放射能雲には希ガスが多く含まれていたと考えられる。
(希ガスは降下物にならないという特徴がある。通常の大気浮遊塵測定では検出されない)
C降雨により生じた空間線量率の上昇
・3月21日6時頃〜22日0時頃、及び、3月22日12時頃〜23日2時頃、空間線量率が上昇した。
・空間線量率が約0.1μGy/h増加し、3月30日頃に半減している。
・降下物にはヨウ素131やTe132などが相当量含まれていたと考えられる。
参考:東京都健康安全研究センターの大気中の放射線量測定結果/1時間単位(新宿)
及び、東京都産業労働局の大気浮遊塵中の核反応生成物の測定結果
東京都健康安全研究センターの大気放射線量観測記録(新宿、2011年3月14日〜20日)
都内における大気浮遊塵中の核反応生成物の測定結果 (東京都産業労働局)
(3月13日の8時から計測を開始したが3月13日、3月14日は上記の核反 応生成物は検出されず。)
残された空間線量率の増加(新宿、2011年3月16日12時頃以降)
計測日 | 採集時刻 | ヨウ素131 | ヨウ素132 | セシウム134 | セシウム137 |
3月15日 | 0:00- 7:12 | 10.8 | 8.5 | 1.9 | 1.8 |
7:12- 8:23 | 3.4 | 1.2 | 0.2 | 0.2 | |
8:23- 9:00 | 6.2 | 3.4 | 0.8 | 0.8 | |
9:00-10:00 | 67 | 59 | 12 | 11 | |
10:00-11:00 | 241 | 281 | 64 | 60 | |
11:00-12:00 | 83 | 102 | 24 | 23 | |
12:00-13:00 | 8.7 | 8.3 | 2.2 | 2.2 | |
13:00-14:00 | 5.6 | 4.2 | 0.8 | 0.8 | |
14:00-15:00 | 6.2 | 4.6 | 1.0 | 0.9 | |
15:00-16:00 | 9.8 | 7.2 | 1.9 | 1.8 | |
16:00-17:00 | 11 | 7.5 | 1.9 | 1.7 | |
17:00-18:00 | 11 | 7.6 | 1.8 | 1.7 | |
18:00-19:00 | 12 | 9.3 | 2.4 | 2.1 | |
19:00-20:00 | 9.4 | 6.7 | 2.0 | 2.0 | |
20:00-21:00 | 3.3 | 2.7 | 0.9 | 0.7 | |
21:00-22:00 | 3.4 | 2.5 | 0.7 | 0.6 | |
22:00-23:00 | 3.4 | 3.0 | 0.9 | 0.8 | |
23:00-24:00 | 1.6 | 1.2 | 0.3 | 0.3 |
東京都健康安全研究センターの大気放射線量観測記録(新宿、2011年3月14日〜4月17日)
