臨界事故被害者の会代表 大泉昭一さんからの「裁判支援の訴え」
臨界事故の被曝の切捨てや、風化を許さないために

 JCOは、風評被害には150億円もの補償をしているようです。
 ところが、最も重要な健康被害に関する補償を求めて2年以上交渉してきましたが、回答はゼロでした。われわれはモノ以下なのか、被曝させられた苦しみは、国にもJCOにも理解されないのか、と思いました。
 しかし、臨界事故による被曝は、絶対に許すことばできません。訴訟をおこすことは、被害者の会で何人もの人が検討してくれましたが、いっしょに被曝した子供や、これから結婚する娘のことを考えるととてもできないということでした。
 東海村という村が原子力の村であるという特殊性もあります。そのため、今回は自分たち夫婦が、被害者を代表して、臨界事故の被曝の切捨てや風化を許さないために、裁判を起こして最後まで闘おうと思いました。
 どうぞご理解とご協力をお願いします。

Copyright(c)ヒバク反対キャンペーン.All rights reserved.