JCO健康被害裁判の勝利をめざす決起集会(2月16日東海村)
JCO健康被害裁判の判決を2月27日に迎え、2月16日、裁判の勝利を目指す決起集会が東海村舟石川コミニュティセンターで開催されました。
50人近い参加者のほとんどは具体的に裁判にかかわってきた人々で、会場は終始熱気に包まれていました。村会議員に当選されたばかりの相沢一正さんの司会の下、支援する会の坂本代表の「熱い意見をいただき、勝つ意欲を示してほしい」との挨拶を皮切りに、次々と19人もの発言と1件のメッセージがありました。
海渡・伊藤両弁護士から裁判の争点などの解説があり、裁判を起こす過程でかかわってきた人々、業務でヒバクし且つ社会正義の課題も取り組む立場から自治体労働者が、裁判の維持に協力してきた人々、各地の協力者が次々と思いを語られました。
大泉昭一さんと恵子さんは、「JCOは始めは話を聞いてくれたが話にならない回答で、経済への補償はするが健康影響には因果関係を認めない。1人になっても風化させたくない。夫婦のつらい思いがある。健康診断は人が増えている。中になくなった人もいる。みんな同じ苦しみを持っている。闘い続ける。」、「いろんな思いで支えている人がいるということが今後の支えになると思う。」と語られました。 最後に藤井代表から2人だけの問題ではない。地域住民、労働者、子供たちの問題でもある。今後も支援を強めよう。」との挨拶で閉会しました。
この集会に参加して、改めて東海村臨界事故の地域と全国への社会的影響の大きさ、今も深刻な爪あとを残していること、それらをもたらしたこの臨界事故を風化させてはならないこと、環境問題の中でクリーンと宣伝されている原子力の恐ろしさを痛感しました。
発言者があまりに多く詳しく紹介し切れません。お許しください。