放射線業務従事者の労災補償状況

放射線業務従事者の労災認定の発生頻度(年間発生数)が増加傾向を示している。
放射線業務は原子力、医療、産業、教育機関などの分野に広がっています。
放射線による疾病の労災認定はこれまでで54件です。
2000年度までは20件、2001~2010年度は10件(平均年間1件)、2011~2022年度は24件(平均年間2件)となっています。
放射線業務従事者の労災認定の発生頻度(年間発生数)が増加傾向を示しています。

表1、図1に放射線業務従事者の労災認定の発生頻度(年間発生数)を示します。

表1 放射線業務従事者の年度ごとの放射線起因疾病の労災補償状況
備考~200001020304050607080910111213141516171819202122
全分野2010この間に4件011312(1)211222163(2)
原子力5001000011212101212002(2)

図1 放射線業務従事者の年度ごとの放射線起因疾病の労災補償状況
各年度の記録が入手できなかったので途中から始まっています。

放射線業務従事者の労災認定の発生頻度の増加傾向は原子力分野の増加による。
放射線業務従事者の労災認定は、2000年度までが20件中原子力分野5件、2001~2010年度が10件中原子力分野が5件、2011~2022年度が24件中原子力分野が13件となっています。
放射線業務従事者の労災認定の年間発生数の増加傾向は、原子力分野の年間発生数の増加傾向によるものです。

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