真性赤血球増加症と白血病で2名が労災認定(2022/12/21)
2022年12月21日に東京電力の協力会社に勤務する男性2名について真性赤血球増加症と白血病を労災認定した、と厚生労働省が公表しました(2022年12月23日)。 ⇒ 厚生労働省の公表
公表内容の要約
男性A | 男性B | |
認定 | 2022年12月21日 | 2022年12月21日 |
疾病 | 「真性赤血球増加症」(真性多血症) | 白血病 |
発症時期等 | 血液のがんで赤血球の数が増える疾病。2017年に、60歳代で発症。 | 2021年に、70歳代で発症 |
放射線業務従事期間 | 東京電力の協力会社に勤務。 1979年12月~2017年6月のうち約5.9年間福島第一原発で働いた。 | 東京電力の協力会社に勤務。 1994年1月~2018年2月のうち約8.6年間 イチエフではタンクの新設工事などに従事 |
被ばく線量 | 約139mSv、うちイチエフで約60mSv | 約78mSv、うちイチエフで約31mSv |
労働局 | 茨城 | 福井 |
原発被ばく労働者の労災請求に対する支給決定、不支給決定状況(2022/12/21現在)
New 今回の労災認定2件を踏まえ、下記の2022年10月末現在の状況に、支給2件:22/12/21真性赤血球増加症(139mSv)、22/12/21白血病(78mSv)を追加してください。
期間 | 申請 | 支給決定 | 不支給決定 | ||
1970年~ 2007年度 | 14 | 6 | 81.12.26慢性骨髄性白血病(40mSv) 94.07.27急性骨髄性白血病(72.1mSv) 94.07.27慢性骨髄性白血病(50.63mSv) 99.07.30急性リンパ性白血病(129.8mSv) 00.10.24 急性単球性白血病(74.9mSv) 04.01.19 多発性骨髄腫(70mSv) | 8 | 放射線皮膚炎 白血病性悪性リンパ腫 急性骨髄性白血病 再生不良性貧血 慢性骨髄性白血病 肺がん(2.9mSv) 急性リンパ性白血病 急性リンパ性白血病 |
2008年度~ 2011.3.11 | 8 | 4 | 08.10.27 悪性リンパ腫(99.76mSv) 10.02.22 多発性骨髄腫(65mSv) 10.06.25 悪性リンパ腫(78.9mSv) 11.02.15 骨髄性白血病(5.2mSv) | 4 | 10.04.28悪性リンパ腫 10.04.28悪性リンパ腫 10.06.25悪性リンパ腫 10.09.14心筋梗塞(8.3mSv) |
2011.3.11~ 2022.10.31 | 38 | 12 | 11.08.08 悪性リンパ腫(175.2mSv) 12.09.24 悪性リンパ腫(138.5mSv) 13.01.18 悪性リンパ腫(105.5mSv) 13.12.16 悪性リンパ腫(173.6mSv) 15.10.20 白血病(19.8mSv) 16.08.19 白血病(54.4mSv) 16.12.16 甲状腺がん(149.6mSv) 17.12.13 白血病(99.3mSv) 18.08.31 肺がん(195mSv) 18.12.10 甲状腺がん(108mSv) 21.09.06 咽頭がん(199mSv) 21.09.06 咽頭がん(386mSv) | 26 | 11.06.21 骨髄性白血病 12.02.06 悪性リンパ腫 12.09.24 結腸がん、胃がん 12.09.24 食道がん 13.07.24 骨髄性白血病 13.07.24 白血病 13.12.16 結腸がん 15.01.27 胃がん、白内障、肺がん 15.01.27 膀胱がん、胃がん、結腸がん わかり次第追加します。 |
1970年~ 2022.10.31 | 60 | 22 | 38 |