2008年度以降、労災認定16名、不支給30件(2022年10月末)
・2022年11月15日の衆議院復興特別委員会で、2008年度以降、全国の被ばく労働者の放射線被ばくによる疾病の労災認定が16名、不支給が30件であることが示されました。
議事録抜粋 ○梶原輝昭政府参考人 お答えをいたします。 原子力発電所で業務に従事した労働者の放射線被曝によるがんの労災認定事案は、昭和五十一年度以降で現在二十二件です。 疾病の別としては、白血病九件、多発性骨髄腫二件、悪性リンパ腫六件、咽頭がん二件、甲状腺がん二件及び肺がんの一件です。 <途中省略> ○梶原政府参考人 原発労働者の放射線被曝によるがんの発症について、不支給決定件数を把握している平成二十年度以降で数えますと、令和四年十月末までに支給決定となった事案が十六件、これに対し不支給決定となった事案は三十件でございます。 |
・平成19年度までの労災認定は6件、不支給は8件です。
・平成20年度から福島原発事故前までの労災認定は4件、不支給は4件です。
これを参考に、現在分かっている状況を整理しました。
期間 | 申請 | 認定 | 不認定 | ||
1970年~ 2007年度 | 14 | 6 | 81.12.26慢性骨髄性白血病(40mSv) 94.07.27急性骨髄性白血病(72.1mSv) 94.07.27慢性骨髄性白血病(50.63mSv) 99.07.30急性リンパ性白血病(129.8mSv) 00.10.24急性単球性白血病(74.9mSv) 04.01.19多発性骨髄腫(70mSv) | 8 | 放射線皮膚炎 白血病性悪性リンパ腫 急性骨髄性白血病 再生不良性貧血 慢性骨髄性白血病 肺がん(2.9mSv) 急性リンパ性白血病 急性リンパ性白血病 |
2008年度~ 2011.3.11 | 8 | 4 | 08.10.27悪性リンパ腫(99.76mSv) 10.02.22多発性骨髄腫(65mSv) 10.06.25悪性リンパ腫(78.9mSv) 11.02.15骨髄性白血病(5.2mSv) | 4 | 10.04.28悪性リンパ腫 10.04.28悪性リンパ腫 10.06.25悪性リンパ腫 10.09.14心筋梗塞(8.3mSv) |
2011.3.11~ 2022.10.31 | 38 | 12 | 11.08.08悪性リンパ腫(175.2mSv) 12.09.24悪性リンパ腫(138.5mSv) 13.01.18悪性リンパ腫(105.5mSv) 13.12.16悪性リンパ腫(173.6mSv) 15.12.20白血病(15.7mSv) 16.08.18白血病(54.4mSv) 16.12.16甲状腺がん(149.6mSv) 18.08.31肺がん(195mSv) 17.10.20白血病(99.3mSv) 18.12.10甲状腺がん(108mSv) 21.09.06咽頭がん(199mSv) 21.09.06咽頭がん(386mSv) | 26 | 骨髄性白血病 結腸がん、胃がん 食道がん 悪性リンパ腫 骨髄性白血病 白血病 結腸がん 胃がん、白内障、肺がん 膀胱がん、胃がん、結腸がん わかり次第追加します。 |
1970年~ 2022.10.31 | 60 | 22 | 38 |