原発被ばく労働者の労災補償状況

原発被ばく労働者の労災認定はこれまでに24件です。
図2に原子力分野の労災認定の年間件数の推移を示します。
図3は原子力分野の労災認定事例の年間疾病発生数の推移です。

図2 原発労働者の被ばく労災認定件数の推移グラフ
図3 原発労働者の被ばく労災の年間発症件数の推移グラフ

発生頻度の増加傾向
どちらのグラフも発生頻度の増加傾向を示しています。
福島原発事故の少し前から固形がんの労災申請が出始め、今では多数を占める状況となっています。
しかし、固形がんについては、「当面の労災補償の考え方」で100mSv以上で被ばくと疾病の発生に関係がみられる」として、100mSv以下は不支給とされています。
このことを考慮すれば、増加傾向はもっと顕著であると考えられます。

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