原子力規制庁、厚労省に危機管理の観点の理解・調和のとれた緊急時被ばく規制を要請

 2015年2月20日の厚労省「東電福島第一原発作業員の長期健康管理等に関する検討会」に原子力規制庁の佐藤課長が出席し、「危機管理の観点についても理解・配慮し調和の取れたまとめを」と要請しました。

佐藤課長の発言抜粋
 緊急作業時の被ばくに関する規制については、原子力規制庁の所管する原子炉等規制法と厚労省の所管する労働安全衛生法で重なる部分がございます。
 それぞれ、危機管理と安全確保の立場と労働者保護の立場から規制をおこなっている。そのため、制度を変更する際には両省庁で納得できる調和の取れたものにすることが重要。
 当庁においても案を作成するにあたり厚労省とも調整を進めさせていただいている。
 危機管理の観点につきましてもご理解・ご配慮をいただき、関係する制度につきましても調和の取れたまとめとなりますようご検討していただけることをお願いする次第であります。

 佐藤課長が説明に用いた資料「原子力緊急事態への対応について ~危機管理の観点~」

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