ビキニ核実験50周年 ~ 日本政府への要請書
日本政府は、わずかな見舞金で政治決着し、ビキニ被災者を50年間放置してきた責任を認め、実態調査・生活補償・健康管理・健康補償を行え
要 請 文
内閣総理大臣 小泉純一郎様
内閣総理大臣 小泉純一郎様
今年はビキニ環礁で第五福竜丸が被爆させられて50年を迎える。第5福竜丸乗組員以外にも多くの漁船員が被災した。これらのビキニ被災者は何ら救済・補償されることなく50年が経過し、既に半数が亡くなった。生き残った方々も健康破壊、生活破壊に苦しみながら、現在に至っている。 私たちは、当時わずかな見舞金の支払い、政治的決着で幕引きを行い、それ以後被被災者をヒバクシャとして認めず、50年間放置してきた日本政府に大きな責任があると考え、以下のことを求める。
1. 第五福竜丸の乗組員をはじめとする被災漁船乗組員に対して日本政府は、アメリカ政府との補償問題においてわずかな見舞金で政治決着し、被災漁民をヒバクシャとして認めず、この50年間放置し続けてきた。この責任は甚大である。即刻、被災者に対する責任を認め、健康と生活を補償すること。
2. 日本の全ての被災漁船員の被害の実態を明らかにし、被災者の健康管理、治療を無料で行うこと。