2024年6月7日、アメリカの「放射線被ばく者補償法(RECA)」が期限切れで失効

 アリゾナ、ネバダ、ユタ3州の原爆実験風下住民と1971年以前のウラン鉱山労働者を対象とする放射線被ばく補償法(Radiation Exposure Compensation Act RECA)が、2024年6月7日、期限切れで失効しました。

 昨年7月、より広範囲の被害者を補償する改正延長法案が上院を超党派の支持で通過していましたが、下院では通過せず、遂に期限切れで法律は失効してしまいました。
 既に、受付は行われていません。

 下記の記事にRECAが延長されなかった事情の一端が書かれています。
 <抜粋>  共和党は、保険金を請求する人々が "実際に苦しんでいる "ことを確認したいと述べている。また、このプログラムを6年間拡大するための500億ドルという費用にも難色を示している。
 最新版では、保障は拡大するものの、資金は5年間しか拠出されないというもので、これも議会は通過させることができなかった。
 「核開発計画が始まって以来、われわれは10兆ドルを費やしてきた。「RECAには34年間で25億ドルを費やした。これではコストがかかりすぎる。
 参考 放射線被ばく者補償法が失効した今、次は何が起こるのか? ネバダ・パブリック・ラジオのイベット・フェルナンデス記

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